テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

Q どんな病気ですか。

手首(手関節)を伸ばす筋肉が腱にかわって肘の外側部に付着する所で障害される病気です。テニスのバックボレーをする動作で痛みがでることが多いことから、通称「テニス肘」とも呼ばれます。

物をつかんで持ち上げたり、タオルをしぼったりすると肘の外側から腕(前腕)にかけて痛みを感じます。

Q 原因はなんですか。

手首(手関節)の使いすぎが原因と言われていますが、多く場合は原因不明です。

Q 治療はどうするのですか。

痛みを和らげるために、安静にして消炎鎮痛剤の飲み薬や湿布・軟膏を使用します。また、専用のエルボーバンドを着けたり、ストレッチをするのも有効です。痛みが強い時には、消炎鎮痛剤の注射をすることもあります。

再発しやすい病気ですから、早めに整形外科医に相談して、適切な治療を受けて下さい。